しっかりレストしたのに、目が覚めると体の調子が悪く、活動するモチベーションが極端に低くい、そんな日もあると思います。
前日の活動でかなり追い込んだのであれば、翌日の疲労感はどうしようもありませんが、レスト日にまったく運動せずに休みすぎた場合などであれば、適当な準備運動をすることで、さっきまでの状態が嘘のように、やる気がみなぎってくることがあります。
この記事では、前日の休みすぎが原因で、活動前にモチベーションが下がってしまった時の対処法や、そうならないようにするためのレスト日の過ごし方について書いていきます。
ライター:諦めない男 つるぎ
結論
レスト日に体をしっかり休めようと、まったく運動しない過ごし方をしてしまうと、逆に翌日の体のコンディションが悪くなってモチベーションまで下がってしまい、クライミング活動日と決めていたのに、やめてダラダラ過ごしたい気持ちになってしまうことがあります。そんな時は、適度に負荷がかかる動的ストレッチを15分程度行うと効果的です。うっすら汗をかくレベルの負荷で全身の筋肉を動的に伸長・収縮させる運動をすると、何もしたくないモードからやる気モードに切り替えることができます。
とはいえ、これは心身共に悪い状態でクライミング活動をしたり、休みぐせをつけない為の対処方法になります。
疲労回復を促進させて、できるだけコンディション良く翌日の活動に繋げるためには、レスト日でも適度に体を動かす必要があります。低強度の有酸素運動を20~30分程度行なって、体中の血を巡らせたり、疲労した筋肉を静的ストレッチでゆっくり伸ばすなどが効果的です。
15分程度、適度に負荷がかかる動的ストレッチの
朝起きて、体がなまりきっている、休みすぎてアクティブな活動をしたくない状態になっていると感じた時の私の対処法は、下のYOUTUBE動画2本を見ながら動的ストレッチを行うようにしています。
上の動画の方が運動強度が低いので、上の動画・下の動画の順番で動的ストレッチするのがオススメです。
手を抜かずに全力でこの2本(合計15分)のエクササイズをやり切れば、どんよりしていた心が晴れて、体の準備が整い、違和感なく運動したい気持ちに切り替えることができます。
レスト日に入れておきたいメニュー
低強度の有酸素運動20〜30分
目的は、全身の血を巡らせて、疲労を回復しやくすることです。
会話が普通にできるレベルの強度で運動します。速足ウォーキング、ランニング、サイクリング、ラジオ体操などが取り組みやすいです。
疲労した筋肉の静的ストレッチ
疲労がたまった筋肉は、動かさないと固まっていきます。筋力は伸び縮みすることで力を発揮しますので、伸縮性の悪い状態で強度の高い運動をすれば、力が発揮できないだけでなく、固くなった筋肉でつながっている他の筋肉や、関節に大きな負荷をかけてしまいます。結果、故障の可能性が高くなります。
静的ストレッチで注意すべきポイントは次の通りです。
- 少し伸びを感じるところで20秒以上止める
- 伸ばす際は勢いをつけない
- 強く伸ばしすぎない
- 更に伸ばす場合は段階的に行う
- 呼吸は深くしっかりと行う
まとめ
レストで体を休める日であっても、適度に体を動かして、全身に血を巡らせたり、疲れた筋肉の柔軟性を維持するために静的ストレッチをするなど、翌日にパフォーマンスを発揮するための準備をしておくことはとても重要です。
とはいえ、活動の当日、体のコンディションが悪かったり、モチベーションが低い状態になってしまうこともあると思います。そんな状態で登っても良い結果にならないですし、そんな時こそ痛める可能性が高いです。
そうならないために、軽めの負荷をかけながらの動的ストレッチで準備運動をしっかり行って、体と心が整ってから登り始めることが大事です。もしこれを行っても状態が改善されない場合は、疲労が溜まり過ぎているのかもしれませんので、その時は、登るのを中止するか、軽めの活動にしておく英断も必要です。
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