自分のこれまで積んできた成果を言い訳なしに最大限発揮したいと思う場面はありませんか? 例えば、コンペや、限界以上の力を引き出さないと登れないレッドポイントトライ、オンサイトトライがそれにあたると思います。
私の場合、クライミングを締まりのある活動にするために年1回ホームウォールで開催されるコンペに参加しています。昨年はそのコンペに向けて、ロードバイクでの有酸素運動で本格的な減量に取り組みました。
タンパク質の摂取量や消費カロリー・摂取カロリーの計算を行い、筋肉を出来るだけ残しながらの計画的な取り組みでした。自分は減量が向いてないと思っていましたが、最終的に8kgも体重を減らすことができて大成功に終わりました。
普段のクライミングに対する志気を保つこともそうですが、このような新しい取り組みへの挑戦も、コンペに出るという目標があったから高いモチベーションを持って取り組めたと思っています。
パワーウェイトレシオという性能を示す値があります。出せるパワーを重量(体重)で割った値のことで、要は、パワーが同じぐらいのクライマーなら軽い方が登れるということです。一般的なハーネスは300g前後の重量がありますので、Sサイズ(168g)のエーデルリッドのプリズマと比較すると100~200gの差があります。体重は1kg減らすために、7700kcalを消費する必要があると言われています。ですので、その差には770kcal~1150kcal分の価値があるということになります。
更に、減量を突き詰めていくとどうしても筋肉が落ちてしまいますし、最終的にはそれ以上落とすことが難しい状況になっていきます。そんな中でハーネスを変えるだけで、筋肉を落とすリスクなしに、100~200gの重量を落とせるというのは限界を追求する活動に置いてバカにはできない内容になってきます。
その他のメリットとしては、実際にこのハーネスを履いてみると、とても軽く感じられます。普段使っているハーネスとの違いでより軽く感じられるのだと思いますが、履いてないかのような解放感すら覚えました。
デメリットとしては、履いた時のしっかり感があまりないので、初めて履いた時に、大丈夫かな?と感覚的に少し不安に思ってしまったところです。実際には高耐久性を持たせる構造になっているようです。あとは軽量にしているのでしょうがないことですが、衝撃吸収性も多少落ちてると感じますので、普段の練習には使用していません。
エーデルリッド プリズマ / ハーネス は、超軽量・高耐久で、藤井快選手 小池はな選手がコンペで使用しているモデルのようです。
ここぞという時用に勝負ハーネス如何ですか?
ライター:諦めない男 つるぎ
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