膝が気になる方へ

クライミングやロードバイクで膝を痛めている人はたくさんいます。私も過去に悩み苦しんだ時期がありました。
クライミングでは核心部で深いキョン(ドロップニー)のムーブをした際に、「どうしても突破したい!」という気持ちから、間違った体の使い方(膝に力を入れる)をしてしまい故障。
ロードバイクでは、前重心のライドポジション(ハンドルとサドルとペダルの位置)に加えて間違ったペダリングイメージ(踏む意識が強すぎた)を持って乗り続けた結果、慢性的な膝痛に悩み苦しんだ時期がありました。
膝に限ったことではありませんが、一度痛めてしまうと、治った後もずっとウィークポイントになってしまうことも珍しくありません。私の知り合いにも膝を一度痛めてからその悩みを抱えている方が複数います。
先日TVで、膝痛を改善する 「ひざサポートコラーゲン」のCMを見ました。広告塔が、フィギュアスケートの浅田真央さんとか、マラソンの有森裕子さんとか、信用できそうな人達だったことと、“分子が小さいから吸収が早い”とか”日常生活での移動が苦痛だった70代の旅館を運営するおかみさんが元気に仕事ができるようになった”などの内容をみていて、興味が湧いたので深ぼって調べてみました。
良い話もイマイチな話もまとめたので、同じ悩みを抱える人の参考になれば幸いです。
ざっくり結論
- 摂取1〜3か月で変化を感じる人が多く、3か月を超えるとあきらかな効果を実感する人が7〜8割
- 小さな分子で吸収率が圧倒的に高い
※ コラーゲンは「小さく切った低分子ペプチド」にしてこそ血液に乗りやすい。 - 膝が前よりスムーズに曲げ伸ばし出来るようになり、ずっと続いていた炎症反応が鎮まる
- 効果ゼロの声は2〜3割。主な理由は「1か月未満で判断」「変形が進み過ぎ」「体質が合わない」あたりのようです
- 粉末は無味無臭で、コーヒー、味噌汁、ジュース、スープなど、普段の飲食物に入れるなどで続けている人が多く、クセや匂いもほとんど感じないとの感想が多い
詳しく調べたこと
1. 成分とエビデンスをかみ砕いてみた
主な成分 | ざっくり役割 | 覚えておくポイント |
---|---|---|
低分子コラーゲンペプチド | 軟骨の材料を直接補給 | 約3 kDa 前後までカット → 小腸から吸収UP。ヒト試験で膝可動域UP 参考(キューサイ発行): prtimes.jp |
ヒアルロン酸・プロテオグリカン | 関節の潤滑とクッション | 「ムコ多糖たんぱく」として配合。水分保持で滑らかさを助ける |
ビタミンCなど微量成分 | 自前のコラーゲン合成サポート | 食事で+αできると理想 |
低分子ってどれくらい小さい?
- 天然コラーゲン:30 万 Da(ダルトン)
- コラーゲンペプチド:2〜9 kDa
- ひざサポートコラーゲンは「加水分解で低分子化」と公式明記(正確な平均値は非公開)
参考(キューサイ発行): kyusai.co.jp
2. 「小さいと吸収が早い」は本当?
- コラーゲンペプチド10 gを飲んだヒト試験で、代表ペプチド Pro-Hyp が摂取60 分後に血中ピークに至るとのこと
参考(日本調理科学会): jstage.jst.go.jp - PEPT1 という小腸の“ジペプチド専用ゲート”は2〜3残基を優先輸送。ペプチドが短いほど通りやすい、という仕組みとのこと
- 吸収後のPro-Hypは軟骨細胞・線維芽細胞で増殖や炎症抑制を促すとのこと
※ 順天堂大学の16週間試験で、膝の曲げ伸ばし角度が有意に改善・炎症マーカーIL-17Aが低下
参考PDF(キューサイ発行): prtimes.jp
まとめ:コラーゲンなら何でも良いわけではなく、「分子を細かく砕いてあるかどうか」が吸収スピードと届きやすさを決めるカギ
3. 体験談を数字で見てみる
継続期間 | 手応えあり | 変化なし / 少ない |
---|---|---|
1か月前後 | 「階段がラク」「ロードバイクで踏めた」 | 「2週間では感じず」。判断が早すぎるパターン多め |
2〜3か月 | 「犬の散歩が痛くない」「ハイステップで怖さゼロ」 | – |
4か月〜半年 | 「3 か月目から急に効いた」という声も | 「重度OA(変形性関節症)で半年続けても厳しい」 |
公式は「まず3か月続けて様子を」と案内しており、研究でも16週間(約4か月)で効果を確認。短期決戦型サプリではない点は要注意です。参考(キューサイ発行):prtimes.jp
重度OAとは?
- 関節軟骨が大きくすり減ってしまい、骨どうしが直接こすれ合う状態
- 骨の変形(トゲ状の骨、関節の隙間がほぼ消失)も見られ、痛みや可動域制限が強くなる段階
- 医療的には「グレード3〜4(重症度分類)」と評価されることが多い
この状態だと…
- サプリメントなど軽めのケアでは変化を感じないようで、リハビリ・注射・手術(人工関節)などを検討したほうが良いようです
4. クライマー&サイクリスト視点のメリット
- 粉末5 g=ティースプーン1杯、水分に溶かすだけ、持ち運びも問題なし
- アスリート2名(有森裕子さん・浅田真央さん)が長期愛用&CM出演。膝を酷使してきたであろう競技者が推す安心感
- ロングセラー+機能性表示食品。「膝サプリはどれを選べば?」の最初の一本として迷いなし。あとは価格をどう見るか?
- 摂取タイミングは毎日同じ時間で良いが、アスリートの場合、スポーツの前後は栄養吸収力が高まるので、活動前後がオススメ
5. 効きにくいとき確認したい4つのこと
チェック項目 | 対策例 |
---|---|
継続期間 | 3か月未満ならまず継続 |
負荷管理 | オーバートレーニング&フォーム崩れを修正 |
体重 | 減量ペースと膝負担のバランスを見直す |
医療連携 | 強い腫れ・違和感が続くなら整形外科へ |
大事な視点:このサプリは、効率よくコラーゲンを吸収して、膝関節の軟骨を厚くすることで痛みを改善するという流れですが、サプリの効果を活かすには、「膝がそれを活かせる状態か」が大切です。
軟骨が大きくすり減っていたり、関節が変形していると、サプリだけでは効果を感じにくいこともあります。体重や運動負荷が大きすぎる場合、アスリートの場合であれば、運動時の姿勢、運動フォーム、身体の使い方の改善など、根本原因を取り除く視点の方が重要です。
まとめ
- 低分子ペプチドで吸収が早い → 16週間試験で膝の可動域が改善。データと実感の両面で根拠あり
- 体感できるかは「3か月以上続けるか否か」が大きな分岐点(体感は個人差あり)
- 効果が薄い人も2〜3割いるので、万能ではないことを理解した上でスタートする
私も一時期、膝の痛みに悩まされていました。
クライミングでは体の使い方を見直し、ロードバイクではハンドルやサドル、ペダル位置を調整して「踏むペダリング」から「両脚で回すペダリング」へ切り替えたことで、なんとか痛みを克服できました。それでも“膝が痛い辛さ”は身をもって知っています。
先輩クライマーからは、「軟骨は年齢と酷使で少しずつ減る」という話も聞きました。変形していなくても、軟骨が薄くなることで痛みがでるようです。だからこそ、軟骨をサポートするためにサプリを取り入れている方が少なくありません。
今回調べた「ひざサポートコラーゲン」も、その選択肢の一つ。フォーム改善や負荷管理と合わせて“膝の将来を守る手札”にしておく──そう考えると、いざという時に心強い存在だと感じています。
※ 2025年6月現在の価格は楽天の公式販売サイトでは以下のようになっています。
3袋(90日分) 12,500円 (139円/日)
6袋(180日分) 23,612円(132円/日)
気になる方は下記のリンクよりチェックしてみてください。
コメント